浄土真宗本願寺派 小倉御坊 永照寺
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お寺の掲示板

お寺の掲示板:2024年8月

葉月


歳重ね
苦瓜の
苦味が
好みの味となり

 私たちの舌には味蕾(みらい)という
味を感じるセンサーがついています。

 味蕾(みらい)は子ども時代に発達し、
その数が多いほど味覚を強く感じることができますが、
ある時期を過ぎると減少し、
30代〜40代頃には子ども時代の約半分まで減ってしまいます。
つまり、子どもの方が大人よりも味覚に敏感なのです。

 味覚には、甘味、塩味、酸味、辛味、苦味とありますが、
苦味は毒のシグナルとして、子どもは、本能的に受け付けないようです。
だから、苦い薬、苦い味の食べ物は、受け付けないのです。

 しかし、成長するにしたがって、私たちの味覚が変わり、
苦い食べ物も食べれるようになります。

 8月は、広島原爆、長崎原爆、終戦記念日、盂蘭盆会と、
いのちについて考える機会の多い月です。

 「身近な方、大切な方の死」も
阿弥陀様の教え、光に触れることにより、
また、時間の経過とともに様々な経験を通して、
味わいも深められるのではないでしょうか。

 阿弥陀如来の本願力によって
 信心をめぐまれ、
 念仏を申す人生を歩み
 この世の縁が尽きるとき
 浄土に生まれて仏となり
 迷いの世に還って
 人々を教化(きょうけ)する。

      (浄土真宗の教義)


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