雨の日には
雨の日の
めぐみ
6月は、水無月 無=の、水が無い月でなく、水の月という意味です。
童謡、北原白秋さんの「雨」
雨が降ります 雨が降る
遊びにいきたし傘はなし
紅緒のかっこも緒がきれた
同じく白秋さんの「雨降り」
雨雨降れ降れ 母さんが
蛇の目でお迎えうれしいな
ピチピチ チャプチャプ
ランランラン
雨は、うれしい雨、悲しい雨…
「恵みの雨」にも「災害をもたらす雨」にもなります。
老・病・死も、受けとめかたにより、大きく変わります。
年はとりたくない。 健康が一番、病気はいやだ、
死んだらおしまいという方が多いですね。
お念仏をよろこぶご両親に育てられた、高知県の岸本たえさんは、
ご自身も病気ばかりでしたが、親の老い、自らの病気を、
次のように詠んでいます。
・老いぼけて 無為なる母に残りしは 感謝と人を讃えることば
・わが病(やみ)は 如来を慕う縁(えにし)なり 病を菩薩といただきいかん
茨城県の「みやざきホスピタル」の宮崎幸枝先生は、
死と向き合う患者さんに「お浄土があってよかったね」と。
死んだらおしまいでなく、仏となる人生であると日々説かれています。
生も死も
老いも病も
そのままに
まかせて歩む
一筋の道