お布施にきまりはあるの?
布施には、法施(ほうせ)、財施(ざいせ)、無畏施(むいせ)の3つがあります。
お布施という言葉は、サンスクリット語の「ダーナ」からきています。
檀那(だんな)寺とか、檀家(だんか)という言葉も、ここからきています。
「ダーナ」とは「あまねくほどこす」という意味です。
- 法施とは?
- 仏法を説くこと
- 財施とは?
- 財物をほどこすこと
- 無畏施とは?
- 恐怖を取り除くこと
僧侶の「法施」に対し、御門徒が「財施」を施してくださっているということです。
布施は「施す人」と「施される人」そして「施しもの」の3つが、
共に清浄でなければならないとされています。
また、『雑宝蔵経』に説かれる「無財の七施」もあります。
- 無財の七施
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- 1.眼施
やさしい眼差しで人に接する
- 2.和顔悦色施
にこやかな顔で接する
- 3.言辞施
やさしい言葉で接する
- 4.身施
自分の身体でできることを奉仕する
- 5.心施
他のために心をくばる
- 6.床座施
席や場所を譲る
- 7.房舎施
自分の家を提供する、人をもてなす
- 1.眼施
- お布施の渡し方の注意点
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▲仏さまにお供えするとき自分から見て、表書きが読める方向にしてお供えします。
▲相手にお渡しするとき相手から見て、表書きが読める
方向にして差し出します。- 布施は、施主のこころ次第ですので、財施に関しても、いくらでなければならないということはありません。読経の料金ではありませんので、無理のないようされてください。わからない場合は親族や知人にご相談ください。