年を重ね
できることが減りました
でも「ありがとう」が
増えました
新しい年を迎え、また、ひとつ年を重ねます。
老いの三失と言います。
一、健康を失う。
血圧が高くなる、目が薄くなる、
耳が遠くなる、足腰が弱る等々、
年を重ねるごとに、老いを実感させられます。
二、仕事・役割を失う。
一定の年齢になると、
これまでしてきた仕事・役割も、
次の世代の方へ委ねていきます。
三、配偶者を失う。
長寿社会になったとはいえ、
長年連れ添った大切な方とも、別れていきます。
失うことが多くなり、できることは減っていきますが、
仏祖の加護と皆様の支えにより、
日々の暮らしをさせていただいています。
「おかげさま」「ありがとう」の日暮しです。
元旦から、「令和・能登半島地震」大きな被害、お見舞い申し上げます。
被災された方々が、支援の人に対して、
涙ながらに口々に「ありがとうございます」
その映像を見ながら、東日本大震災の折に詠んだ、長谷川 櫂さんの短歌
『被災せし老婆の口をもれいづる
「ご迷惑をおかけいたし申しわけありません」』を
重ね合わせ今月の言葉を味わっています。