今日も大悲のどまん中

はや、12月になりました。 今年も、いろんな方と出会い、別れ、喜んだり、悲しんだりの一年でした。特に12月は、「○○が亡くなりましたので、年頭の挨拶を遠慮します」という通知をいただき、驚いたり、悲しんだりです。

小林一茶(1763〜1827)は、52歳の時に、28歳の「きく」と結婚し、4人の子供に恵まれますが、長男「千太郎」は生後28日で、長女「さと」は1年2ヶ月、次男「石太郎」は96日、三男「金三郎」は1年9ヶ月で亡くなっています。

長男を亡くした後、長女の「さと」を授かり、初めて迎えた正月に「這え笑え二つになるぞけさからは」と、その成長を詠んでいますが、その年の6月に痘瘡(とうそう)でなくなります。その時には「露の世は 露の世ながら さりながら」という句を残しています。そして暮れの12月29日に

『さて後生の一大事は、その身を如来の御前に投げ出して、地獄なりとも極楽なりとも、あなた様の御はからい次第、あそばされくださりませと、御頼みもうすばかり也。・・・・・ねがはずとも仏は守り給うべし。これ即ち、当流安心とは申す也。』と

お念仏の味わいを述べ「ともかくもあなた任せのとしの暮れ」と詠んでいます。

愛しいものと別れていく、つらく悲しいご縁を担っていく私を、いつでも、どこでも、しっかりと受け止め、支えていく教えが「南無阿弥陀仏」です。

「如来さんが、私をおもって、おもって、おもってくださるのがお念仏」さあ、私は、今日も大悲のどまん中です。

痘瘡(とうそう)・・・天然痘(てんねんとう)。

(平成29年12月の掲示板)

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