往き先が決まれば生き方が決まる。

3月には「春彼岸」があります。
春秋2回の彼岸は、日本独自の仏教行事です。

「暑さ寒さも彼岸まで」といわれるように、春の彼岸を迎える頃になると厳しかった冬にも別れを告げ、花の咲き競う春を迎えます。また、秋の彼岸になれば猛暑も収まり、過ごしやすい秋を迎えます。四季の変化に富む日本で、この好季節を選んで、彼岸という仏事が行われていることは、本当に意義の深いことであります。

「彼岸会」(ひがんえ)は春分と秋分の日を中日として、前後の3日ずつ計7日の間に行われる仏事で、浄土真宗では「讃仏会」(さんぶつえ)とも言います。

もともと「彼岸」とは季節を表す言葉ではなく、「浄土」=「さとり」を表す仏教用語です。
限りのある命、苦悩に満ちた現実の世界の「此岸」(しがん)に対する言葉です。

旅行でも、行き先がはっきりしないと、行き方が定まりません、同じように、私のいのちの往き先がはっきりしないと、不安で生き方が定まりません。

いのちが終われば、すべてが終わる、死は不幸と言う方がいますが、浄土に生まれることを「往生浄土」といいます。「往きて生まれる」と新しい「いのち」をいただきます。私のいのちの往き先が、明らかになったとき、自己中心から仏さまの教えを中心としたいのちをいただきます。

私のいのちの往き先が、決まったら、「いつでも、どこでも、どんな状態であっても」南無阿弥陀仏の願いのなかに摂めとられている私は、厳しいご縁の中でも、力いっぱい生き抜く力を恵まれ、私の生き方が決まります。

お彼岸を迎えるにあたり、「往生浄土」、阿弥陀如来に救いとられていった多くの念仏者、ご先祖をしのびつつ、お念仏の人生の確かさを味わいたいものです。

(平成29年3月の掲示板)

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