心に光が入るのは耳から

5月の言葉は、ヘレン・ケラーさん(1880〜1968)のことばです。

ヘレン・ケラーさんは、聴力、視力、言葉を失った「三重苦」でしたが、家庭教師サリヴァン先生の指文字の指導により、不自由ながら言葉が出るようになりました。
ヘレン・ケラーさんが80歳の時にインタビューを受けました。「もし神様があなたの眼と耳と口、どれかを正常にしてくれるとすれば、見えるようになりたいですか。聞けるようになりたいですか、話せるようになりたいですか」の問いに「耳がほしい」と答えました。
さらに「どうして耳がほしいのですか」の問いに「心に光が入るのは耳からだからです」と答えました。80年間の闇の中、求め続けたのは「光」であり、それも眼に見える光ではなく、心にともる「光」だったのです。

「闇」という漢字は「門」の中に「音」と書きます。音が閉ざされているのが真の「闇」を表しています。

妙好人「浅原才市」(1850〜1932)さんの言葉に
「こころの門は弥陀の門 耳の門の開くときは 一念帰命なむあみだぶつ」とあります。
また、親鸞聖人は『浄土和讃』に
「光明てらして たへざれば 不断光仏となづけたり 聞光力のゆへなれば 心不断にて往生す」
と述べられ、「聞光力」の語に「ミダノ オンチカヒヲ シンジマヒラスルナリ」 と左訓され、『聴聞』、仏願の生起本末を聞くことの大切を説きます。

今月の言葉を通して、古今東西、聞くことの大切さを味わっています。

(平成29年5月の掲示板)

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